『海猿』が好きな6つの理由
- 2013-08-05 (月)
- レビューなど
僕は『海猿』が好きです。
映画版もテレビドラマ版も。
普段、この手のテレビドラマにはあまりハマらない僕ですが、『海猿』には惹かれます。
『BRAVE HEARTS 海猿』で、あまりにもあっけなく続編の制作が再開されると聞いた時も、素直に嬉しく感じたくらいです。
では、なぜそれほどまでに『海猿』に惹かれるのか。
その理由を自分で分析してみました。
1. テレビドラマ版では横浜が舞台になっている
まず、なにはさておき、横浜が舞台になっているという時点で、僕はそのテレビドラマや映画に注目します。
というのも、横浜の、わりと中心部で生まれ育った僕にとって、横浜の風景は何よりも心を癒してくれます。
なかでも、このドラマ版『海猿』は、海上保安庁が舞台ということもあって、みなとみらいの景色がよく映ります。
僕はみなとみらい地区から山下公園を抜けて元町へと至る海沿いの通りが大好きなので、そのあたりで展開されるドラマには無条件に目を奪われます。
2. 横浜・鎌倉で育った自分にとって、海辺の風景に郷愁を感じる
『海猿』では、横浜だけではなく、海辺の風景がよく映されます。
海保が主人公なので当然ですね。
先にも述べたように、僕は横浜で生まれ育ちました。
また、母の実家が鎌倉なので、生まれた頃から鎌倉の地にも慣れ親しんできました。
鎌倉の空気は僕の体に染みついていて、その風景を目にするだけで郷愁を覚えます。
そういう感情もあって、海が近いというだけで、僕はとても安心します。
余談ですが、住む場所も、内陸地よりも海辺に近い方を好みます。
グーグルマップなどを眺めていても、海辺の地域をたどるだけで胸が弾みます(笑
3. 他人はもちろん、自分自身に対しても誠実であろうとする海保の姿に憧れを感じる
『海猿』に登場する海保の面々は、とことん職務に誠実です。
他人に対してだけでなく、自分自身の内面に対しても。
もちろん、実際の海保がどうなのかは分かりません。
それでも、たかがドラマという見方を踏まえたとしても、自分の誠実さを省みるには十分な機会を与えてくれます。
また、職域を超えた友情や絆というものに縁が薄い僕にとって、彼らの仲間に対する情熱は宝石のように眩く、心を打たれます。
4. 扇情的なテレビドラマや映画にありがちな、作られた嫌味な悪感情が存在しない
昨今、といって言いかどうかは微妙ですが、話題先行の扇情的なドラマや映画にみられるような、作られた悪感情が、僕はどうも好きになれません。
たしかに、テレビドラマや映画の主人公には、乗り越えることが非常に困難とおもわれる障害や壁が必要です。
でも、その障害を、いかにも絵に描いたような性格の悪い人間に託す必要があるのでしょうか。
乗り越えるべき壁というものは、本来、自分の内面に映し出される、奥深い要素であるはずです。
それが他人であったり、状況であったりに投影されるのだろうと僕は思っています。
少なくとも『海猿』の場合、テレビドラマ的にではあるものの、その苦しみが表現されているように感じます。
もしかすると、どこまでも深遠な“海”がモチーフになっていることが、功を奏しているのかもしれません。
5. 加藤あいが細身の体に夏の装い(薄着)で登場する
これはきっと僕だけにかぎった感想ではないでしょう(笑
『海猿』はそのタイトルにもあるように海が舞台ということもあって、季節は夏が最適です。
なので、出演者はみんな夏の装いです。
その中でも、とりわけ際だつのが、やっぱり加藤あいではないでしょうか。
彼女のノースリーブ姿には、たとえ何か別のことを考えている最中でも、強制的に画面に意識を引き戻されるほどの魅力があるのです。
6. 『ポセイドン・アドベンチャー』が好きだから
ここで上げる『ポセイドン・アドベンチャー』は、1972年版のジーン・ハックマン主演の作品です。
この作品を初めて観たのは、小学生くらいの頃だったと思います。
おそらく、テレビで放映された吹き替え版ではないでしょうか。
その時、あまりの面白さに画面に目が釘付けになった印象を覚えています。
それから、10代、20代、30代と、観るたびにその印象は変わりますが、やっぱり面白いと感じます。
おそらく、映画版『LIMIT OF LOVE 海猿』『THE LAST MESSAGE 海猿』は、少なからず『ポセイドン・アドベンチャー』を参考にしているのではないかと推測します。
『海猿』の方は、いくらかテレビドラマ的ですが、海上での密閉空間からの脱出という設定ならではの面白みは踏まえられているように感じました。
というように、僕が『海猿』に惹きつけられる理由を、自分なりに分析してみました。
この他にも、潜在的な理由があるのかもしれませんが、今のところは上記のように感じています。
現時点でのひとつの結論。『BRAVE HEARTS 海猿』も観てみたい。