今や小遣い稼ぎの定番!Amazonを活用した「せどり」の基本と心構え【01】

今や小遣い稼ぎの定番!Amazonを活用したせどりの基本と心構え

「せどり」という耳慣れない言葉が、今や小遣い稼ぎの定番になっています。
Googleで「せどり」と検索すると、120万件以上のページがヒットするほどです。
かくいう僕も、かつてAmazonマーケットプレイスを利用して「せどり」をしていたことがあります。
その実体験から、「せどり」の基本と心構えについてお話します。

「せどり」とは、主に古本を転売して利益を得る商売のことを言います。
おそらく10年ほど前までは、古書を扱う専門家しか知らない言葉だったのではないでしょうか。
それが、Amazonマーケットプレイスの登場から、広く一般に知られるようになりました。

◯「せどり」を始めることは難しくない

Amazonマーケットプレイスを利用して「せどり」を始めることは、そう難しくありません。
必ず必要なものは下記の4つのみです。

  • WEB上のシステム = Amazonのシステム
  • 仕入先 = ブックオフ
  • 資材 = 梱包材
  • 商品の保管庫 = 書棚など

まず、WEB上のシステムはすべてAmazonで用意してくれています。
商品登録から決済まで、Amazonのシステムが利用できます。
が、もちろん無料ではありません。
商品が売れるごとに手数料がかかります(Amazonマーケットプレイス手数料)。

肝心の商品の仕入先は、ブックオフの105円コーナーが定番となっています。

商品を発送するための梱包材も重要です。
封筒はもちろん、雨に濡れないためのビニール袋やプチプチも利用するべきでしょう。
このあたりを怠ると、購入者からの評価が下がり、売れにくくなります。

また、商品を保管しておくための書棚なども必要です。
必ず、商品を綺麗な状態で保管できるように留意しましょう。
これも購入者からの評価につながります。

◯まずは小遣い稼ぎ程度と心得るべし

では、具体的に「せどり」でどれくらいの収入を得ることができるのでしょうか。
ここで大切なのは、販売額ではなく、実際の利益を意識することです。
巷で出回っている「せどり」のノウハウでは、販売額が強調されていることが多く見受けられます。
が、「せどり」には意外と多くの経費がかかっているので、実際の利益はけっこうシビアです。

具体的に例をあげると、だいたい50冊売って2~3万円程度の利益になります。
もちろん、このあたりは人によって様々です。
商品の目利きができれば、105円で仕入れた本を1,500円くらいで売ることもできます。
なかには、数万円の価値をもつ本もあります。
が、それだけの目利きには、相当な知識と経験が必要です。
要するに、会社勤めくらいの給料レベルを目指すなら、入念な準備や事業計画に基づいた努力が必要ということです。

◯重要なことはひとつだけ - どの本を仕入れるか

利益はシビアと言いましたが、それでも小遣い稼ぎ程度に取り組むなら魅力的なビジネスです。
では、少しでも利益を高くするためにはどうすればよいのでしょうか。

重要なことはひとつだけです。
どの本を仕入れるか。
とはいうものの、先にも述べたように、目利きはそう簡単に身につくものではありません。

そこで、最も確実な方法は、実際にAmazonマーケットプレイスで販売状況を確認することです。
Amazonで本のタイトルを検索し、マーケットプレイスでの販売価格を確認します。

とはいうものの、ブックオフの店内でこれをやるのはなかなか大変です。
ブックオフの書棚に並んでいる本のタイトルを、一冊ずつAmazonで検索していたら、時間がいくらあっても足りません。
なので、実際には何かしらのツールを使うことになります。
例えば、バーコードリーダーというものがあるようなのですが、4万円ほどもするらしい(日経新聞7/8記事)。
それでも、頑張れば利益を出すことはできます。

あるいは、Amazonから提供されるデータを活用したアプリを利用することもできます。
WEBプログラムの知識がある方なら、自分で簡易なアプリを作ることもできるでしょう。
実際、僕はそうしていました。
が、そこまでできる人は少ないと思います。
その場合は、ネットで検索すれば、似たようなプログラムがいくつか出てくるので探してみてください。
ただし、有料のものも多いので、注意が必要です。

そういったツールを使い、仕入れる本を効率的に探していきます。
「せどり」の達人になると、一冊当たり10秒ほどでチェックするそうです。

今回は、「せどり」の基本についてざっとご説明しました。
次回は、「せどり」に取り組むための心構えについてお話したいと思います。